SEASONAL CARE

海・プールと縮毛矯正
——夏のレジャー、髪はどうすればいい?

2026.06.16  |  Kazunori Kuwabara

夏が近づくと「縮毛矯正をかけたけど、海やプールに行っても大丈夫ですか?」とご相談をいただきます。先に結論を言うと、行ってはいけないわけではありません。ただ、気をつけてほしいことはあります。今日はそのお話です。

海やプールで、縮毛矯正は取れてしまう?

まず一番心配される「クセが戻ってしまうのか」という点ですが、正直に言うと、これははっきり「戻ります」とも「戻りません」とも言えません。一度しっかりかかった縮毛矯正が、海やプールに入っただけで元のクセに戻る、ということは基本的には考えにくいです。

ただ、髪の状態や薬剤の効き方は人それぞれです。だから僕は「絶対に大丈夫」とも言い切りません。そこは正直にお伝えしています。

本当に気をつけたいのは「ダメージ」です

クセが戻るかどうかよりも、僕が心配しているのはダメージのほうです。特に海水は、髪にとってなかなか過酷な環境です。

海水の塩分やプールの水が髪に残ったまま、強い紫外線を浴びる。これがいちばん髪を傷めます。傷んだ髪は、水分が抜けてパサついたり、表面がざらついて広がったり、乾燥が気になったりします。せっかく縮毛矯正でまとまっていた髪が、夏のあいだに扱いづらくなってしまうことがあるんです。

22年やってきて、夏が終わるころに「なんだか髪がパサついて、まとまらなくなった」とご相談に来られる方は毎年いらっしゃいます。多くは、この夏のダメージの積み重ねです。

夏でもツヤとまとまりを保ったストレートヘア

海・プールの前にやっておくこと

一番おすすめしたいのは、紫外線対策です。お肌に日焼け止めを塗るのと同じで、髪にも紫外線は届いています。髪用のUVスプレーを出かける前にかけておくだけでも違います。帽子をかぶるのも、もちろん効果的です。

もうひとつ、海やプールに入る前に、髪を真水で軽く濡らしておくのも良い方法です。乾いた髪は、海水やプールの水をぐんぐん吸い込んでしまいます。先に真水を含ませておくと、塩分や薬品をそれ以上は吸いにくくなります。

海・プールのあとは、すぐ洗い流す

これがいちばん大事です。海水が髪についたままにするのはやめてください。塩分が髪に残ったまま乾くと、ダメージがどんどん進みます。

海から上がったら、できるだけ早く洗い流してください。海の家やプールのシャワーで構いません。シャンプーがなくても、まずは水道水や真水でしっかりすすぐだけで十分です。とにかく「塩分・水を髪に残さない」ことを意識してみてください。

シャンプー台で髪を優しく洗い流している様子

家に帰ってからのケア

家に帰ったら、改めてシャンプーで一日の汚れを落として、しっかり乾かしましょう。濡れた髪は傷つきやすいので、自然乾燥のまま寝てしまうのは避けてください。

仕上げに洗い流さないトリートメントやヘアオイルをなじませておくと、髪の表面を保護して、乾燥やパサつきを防いでくれます。夏のあいだだけでも、少し丁寧にケアしてあげると、秋になったときの髪の状態がずいぶん違います。

夏でも、髪はきれいでいられます

縮毛矯正をかけているからといって、海やプールを我慢する必要はありません。前後にほんの少し気をつけるだけで、髪へのダメージは大きく減らせます。夏を楽しみながら、きれいな髪も守ってあげてください。

「夏のあいだのケア、これで合ってるかな」と不安な方は、LINEで気軽に聞いてください。今の髪の状態を写真で送ってもらえれば、その方に合ったケアをお伝えできます。

サロンでヘアケアの相談をしている様子

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桑原 和誠
桑原 和誠|Hair & Spa Fermata オーナー

美容師歴22年。縮毛矯正・髪質改善を専門に、船橋市宮本にてプライベートサロンを営む。「目の前のお客様に全力を」をモットーに、完全マンツーマンで施術を行っている。

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