OWNER'S STORY

4周年を迎えて
——一人サロンをやってきて

2026.10.29  |  Kazunori Kuwabara

フェルマータは、おかげさまで4周年を迎えることができます。本日は、一人サロンを経営してきて思うことを、書かせていただきます。

一人でお店をやろうと決めたのは、コロナ禍がきっかけでした

独立する前、僕は美容室で店長として働いていました。

そこでは本当にたくさんの経験を積ませていただいて、そのおかげで今の自分のベースができています。それは今も変わりません。本当に感謝しております。

そんな中でコロナ禍があり、「自分の人生に責任を持ちたい」「自分はもっと自由に生きていけるはず」と、すごく思うようになりました。

自分でお店を開いて、自分らしく生きていく。そのきっかけをつかむために、独立いたしました。

スタッフを雇わないのは、目の前のお客様に集中したいからです

フェルマータには、従業員がいません。

その理由は、目の前のお客様に全部集中して接客できるように、そして技術に集中できるように。そう考えて、この形にしました。

お客様にとっても、ほかに従業員やお客様がいない方が、よりリラックスして過ごしていただけるんじゃないかと思ったからです。

サロンで仕上げたストレートヘアの後ろ姿

「ここでの時間がすごく貴重です」と言っていただけたのが、うれしかったです

一人で美容室をやってきて一番良かったのは、誰にも気を使わずに自由に働けること、そして自由に休めることです。

それと、お客様とすごく深い話ができるようになりました。髪の毛のことだけではなく、人生のことだったり、お客様の悩みに寄り添って、いろんな話ができる。これは、一人で美容室をやっている醍醐味だと思っております。

お客様から言われてうれしかったのは、「ここの美容室は一人しかいないので、気を使わないで過ごせる」という言葉です。

「美容室は今まで苦手だったけれども、すごく楽しくなった。居心地のいい場所になった」と言っていただけたこともあります。

髪の毛だけではなく、仕事やプライベートの悩みまで「ここに来て解決できました」と言っていただけたのも、本当にうれしかったです。

一人だからこそ、絶対に体を壊せません

逆に、一人だからこそ大変なこともあります。

一番は、絶対に体調を崩せないこと。そして、防げるけがや事故は必ず防ぐこと。一人でやっていく上で、お客様に対して最低限大事にしなきゃいけないことだと思っています。

実は今年の5月の終わり、早朝に盲腸でお腹が痛くなって、緊急搬送されました。そのまま緊急手術、緊急入院になってしまいました。

ご予約いただいていたお客様には、急なご連絡でご予約を取り消しさせていただくことになってしまいました。本当に申し訳なかったですし、今でも気になっています。

ボブスタイルのストレートヘア

自由に働けるようになって、責任の大きさに気づきました

美容師になって22年。特にこの4年で、考え方が大きく変わりました。

自分の人生や働き方を、こんなに自由にできるなんて、思ってもいませんでした。そして、自由に働けるようになったからこそ、すごく責任が生まれることにも気づきました。

自分のやりたいことは、ほんの少しの勇気と努力があれば、必ずかなえられる。それを実現できたことが、何よりも誇りです。

施術のやり方も変わりました。前は、たくさんのお客様を担当しなきゃいけなかったので、急いで仕事をしていました。今は1対1なので、お客様ひとりひとりに合わせた施術とカウンセリングができるようになりました。

毛先までまとまったミディアムヘア

最後に

この4年間、本当にいろんなことがありました。自信を失いそうになったり、不安になったりすることも、たくさんありました。

それでも当サロンは、9割以上が常連のお客様です。たくさんの方に支えられて、ここまでお店を続けてこられました。

それにおごらず、これからも自分自身が勉強して、いろんなところを見て、いろんな経験をして。最高の技術と最高の接客、そして最高の空間をお届けできるように、精進してまいります。

これからも、よろしくお願いいたします。

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桑原 和誠
桑原 和誠|Hair & Spa Fermata オーナー

美容師歴22年。縮毛矯正・髪質改善を専門に、船橋市宮本にてプライベートサロンを営む。「目の前のお客様に全力を」をモットーに、完全マンツーマンで施術を行っている。

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