毎朝使っているブラシ、いつ買ったものか覚えていますか? くせ毛や縮毛矯正をしている髪は、とかし方ひとつで手ざわりが変わります。今日は、ブラシとコームの話をします。
とかすのは、毛先から
まず変えてほしいのは、とかす順番です。
根元からいきなり下までブラシを通すと、途中のからまりに引っかかって、髪がブチッと切れます。あの音は、髪の悲鳴だと思ってください。
毛先を先にほぐして、次に真ん中から、最後に根元から。下から少しずつ上がっていくと、引っかからずにとかせます。
くせ毛の方は、からまりが耳のうしろやえりあしの内側にできやすいです。ここだけ先に指でほぐしておくと、ずいぶん楽になります。
からまったところを、力まかせに引かない。それだけで、切れ毛はかなり減ります。
濡れているときは、目の粗いコームにしてください
お風呂上がりの髪は、いちばん弱い状態です。
濡れた髪は伸びやすくて、乾いているときより切れやすい。ここで目の細かいブラシを使うと、髪を引っぱってしまいます。
濡れているときは、歯と歯のあいだが広いコームを1本。オイルをつけたあとに、毛先からそっと通すくらいで十分です。
乾いたら、僕はクッションブラシをすすめています
乾いた髪をとかすなら、僕はクッションブラシをおすすめしています。
ゴムの台にピンが立っているタイプです。頭の丸みにそってやわらかく当たるので、根元から毛先までなでるようにとかせます。
豚毛などの天然毛のブラシも、ツヤが出やすくて好きな方が多いです。ただ、毛量が多くてくせが強い方だと、毛が詰まって通りにくいことがあります。くせ毛さんは、ピンの間隔が広めのものから試してみてください。
目の細かいプラスチックのブラシは、静電気が起きやすいものもあります。冬に髪がふわっと浮く方は、ブラシを変えるだけで落ち着くこともあります。
ブラシの汚れも、髪にのっています
意外と見落とされるのが、ブラシの汚れです。
ブラシには、抜け毛やほこり、スタイリング剤が少しずつたまっていきます。そのままとかすと、せっかく洗った髪に、それをまた塗ることになる。
月に1回くらい、抜け毛を取って、ぬるま湯とシャンプーで軽く洗ってあげてください。ピンの先の丸い玉が取れていたら、買いかえどきです。
手ぐしだけでも、大丈夫です
「ブラシ、ほとんど使ってないです」という方もいますよね。
それで大丈夫です。縮毛矯正をしている髪なら、手ぐしで十分まとまることも多いです。
手ぐしのときも、毛先からほぐしてあげる。それだけ守ってもらえたら、僕はうれしいです。
あるお客様の話
くせ毛のお客様で、毛先がいつもからまっている方がいました。
使っているブラシを聞くと、目の細かいプラスチックのもので、濡れた髪にもそのまま使っていたそうです。
濡れているときはコーム、乾いたらクッションブラシ、どちらも毛先から。そう変えてもらったら、次に来られたときには毛先の切れ毛が少し落ち着いていました。
「ブラシのせいだったんですね。ずっと同じの使ってました笑」。道具って、思っているより髪に出るものです。
最後に
とかすのは毛先から。濡れているときはコーム、乾いたらクッションブラシ。それくらいで大丈夫です。
自分の髪に合うブラシがわからないときは、ご来店のときに気軽に聞いてください。今使っているものを持ってきてもらえたら、一緒に見ます。
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