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ブラシ、何を使っていますか?
——くせ毛さんの髪のとかし方

2026.10.19  |  Kazunori Kuwabara

毎朝使っているブラシ、いつ買ったものか覚えていますか? くせ毛や縮毛矯正をしている髪は、とかし方ひとつで手ざわりが変わります。今日は、ブラシとコームの話をします。

とかすのは、毛先から

まず変えてほしいのは、とかす順番です。

根元からいきなり下までブラシを通すと、途中のからまりに引っかかって、髪がブチッと切れます。あの音は、髪の悲鳴だと思ってください。

毛先を先にほぐして、次に真ん中から、最後に根元から。下から少しずつ上がっていくと、引っかからずにとかせます。

くせ毛の方は、からまりが耳のうしろやえりあしの内側にできやすいです。ここだけ先に指でほぐしておくと、ずいぶん楽になります。

からまったところを、力まかせに引かない。それだけで、切れ毛はかなり減ります。

濡れているときは、目の粗いコームにしてください

お風呂上がりの髪は、いちばん弱い状態です。

濡れた髪は伸びやすくて、乾いているときより切れやすい。ここで目の細かいブラシを使うと、髪を引っぱってしまいます。

濡れているときは、歯と歯のあいだが広いコームを1本。オイルをつけたあとに、毛先からそっと通すくらいで十分です。

手ぐしを通したなめらかなストレートヘア

乾いたら、僕はクッションブラシをすすめています

乾いた髪をとかすなら、僕はクッションブラシをおすすめしています。

ゴムの台にピンが立っているタイプです。頭の丸みにそってやわらかく当たるので、根元から毛先までなでるようにとかせます。

豚毛などの天然毛のブラシも、ツヤが出やすくて好きな方が多いです。ただ、毛量が多くてくせが強い方だと、毛が詰まって通りにくいことがあります。くせ毛さんは、ピンの間隔が広めのものから試してみてください。

目の細かいプラスチックのブラシは、静電気が起きやすいものもあります。冬に髪がふわっと浮く方は、ブラシを変えるだけで落ち着くこともあります。

ブラシの汚れも、髪にのっています

意外と見落とされるのが、ブラシの汚れです。

ブラシには、抜け毛やほこり、スタイリング剤が少しずつたまっていきます。そのままとかすと、せっかく洗った髪に、それをまた塗ることになる。

月に1回くらい、抜け毛を取って、ぬるま湯とシャンプーで軽く洗ってあげてください。ピンの先の丸い玉が取れていたら、買いかえどきです。

毛先までからまりのないロングヘア

手ぐしだけでも、大丈夫です

「ブラシ、ほとんど使ってないです」という方もいますよね。

それで大丈夫です。縮毛矯正をしている髪なら、手ぐしで十分まとまることも多いです。

手ぐしのときも、毛先からほぐしてあげる。それだけ守ってもらえたら、僕はうれしいです。

あるお客様の話

くせ毛のお客様で、毛先がいつもからまっている方がいました。

使っているブラシを聞くと、目の細かいプラスチックのもので、濡れた髪にもそのまま使っていたそうです。

濡れているときはコーム、乾いたらクッションブラシ、どちらも毛先から。そう変えてもらったら、次に来られたときには毛先の切れ毛が少し落ち着いていました。

「ブラシのせいだったんですね。ずっと同じの使ってました笑」。道具って、思っているより髪に出るものです。

ツヤのある毛先を手で持ち上げた様子

最後に

とかすのは毛先から。濡れているときはコーム、乾いたらクッションブラシ。それくらいで大丈夫です。

自分の髪に合うブラシがわからないときは、ご来店のときに気軽に聞いてください。今使っているものを持ってきてもらえたら、一緒に見ます。

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桑原 和誠
桑原 和誠|Hair & Spa Fermata オーナー

美容師歴22年。縮毛矯正・髪質改善を専門に、船橋市宮本にてプライベートサロンを営む。「目の前のお客様に全力を」をモットーに、完全マンツーマンで施術を行っている。

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