縮毛矯正でまっすぐになった部分が、また元のくせに戻ることは、ほとんどありません。「取れちゃったかも」と感じるとき、その多くは別のところで起きています。
うねってきたのは、新しく伸びた根元です
髪は、ひと月に1cmくらい伸びます。
縮毛矯正がかかっているのは、かけた日までに生えていた部分だけ。そのあと新しく生えてくる髪は、もともとのくせのまま伸びてきます。
3ヶ月たつと、根元に3cmほど、くせのある髪がたまります。指2本分くらいです。ここが立ち上がったり、うねったりして、全体がもとに戻ったように見える。
取れたんじゃなくて、伸びたんです。
毛先がうねって見えるのは、たいてい傷みです
もうひとつ多いのが、毛先のパサつきです。
毛先は、いちばん長く頭にのっている部分です。紫外線やドライヤーの熱、摩擦を、何年分も受けています。傷んで水分が抜けると、表面がデコボコになって、光をきれいに返さなくなります。
そうすると、まっすぐなのにうねって見える。ツヤがなくて、ふわっと広がる。これを「矯正が取れた」と思われる方が、けっこういらっしゃいます。
この場合、もう一度矯正をかけるより、毛先を少し切って、トリートメントで整えるほうが合っています。
鏡の前で、根元と毛先を分けて見てください
家で見分けるなら、合わせ鏡がいちばん簡単です。
分け目のあたりの根元を見て、3cmくらいがくせで立ち上がっていたら、それは伸びた分。毛先だけがパサついて広がっていたら、それは傷みです。
真ん中あたりがまっすぐのままなら、矯正はちゃんと残っています。僕はいつも、ここを一緒に確認してから次の施術を決めています。
本当に取れていることも、たまにあります
とはいえ、全部が「伸びた」「傷んだ」で説明できるわけではありません。
髪のダメージが大きかったり、ブリーチをしていたりすると、髪を傷めないように薬を弱めにすることがあります。そうすると、かかり方がやわらかくなって、湿気の多い日にくせが少し戻ってくる場合があります。
これは失敗というより、髪を守るための判断です。気になるときは、遠慮なく言ってください。次のときに、かけ方を一緒に考えます。
次の矯正は、根元だけで足りることが多いです
伸びた根元がうねっているだけなら、僕は根元だけのリタッチをおすすめしています。
すでにまっすぐな部分に、もう一度薬をつける必要はありません。毎回全体にかけていると、そのぶん毛先に負担が重なっていきます。
根元だけにすると、時間も短くなりますし、髪にもやさしい。毛先はトリートメントで質感をそろえます。
あるお客様の話
「前にかけたの、もう全部取れちゃったと思います」と、少し落ち込んだ様子でいらっしゃったお客様がいました。
見せていただくと、根元に4cmほどの新しい髪と、毛先の傷み。真ん中はまっすぐのままでした。
根元だけ矯正をかけて、毛先を少し整えたら、「なんだ、取れてなかったんですね笑」と、ほっとされていました。
取れたと思って、もう一度全部かけようとする前に。一度、見せてもらえたらうれしいです。
最後に
「取れたかも」と感じたら、根元と毛先を分けて見てみてください。多くの場合、まっすぐな部分はちゃんと残っています。
自分では判断がつかないときは、根元と毛先がわかるように写真を撮って、LINEから送ってください。根元だけでいいのか、毛先のケアが先なのか、一緒に考えます。
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