「染めた直後はいい色なのに、2〜3週間で抜けちゃうんです」。カラーのお客様から、本当によく聞く悩みです。実はカラーの色持ちって、サロンの仕上がりと同じくらい、家での過ごし方で決まります。しかも難しいことはひとつもありません。今日は、今夜のお風呂から変えられるコツをお話しします。
なぜ、色は抜けていくのか
カラーの色素は、髪の内側に閉じ込められています。ふたの役割をしているのが、髪の表面のキューティクルです。
このふた、実は濡れると少し開きます。開いたところにお湯が流れると、中の色素が少しずつ流れ出ていく。これが「色落ち」の正体です。つまり毎日のシャンプーは、少しずつふたを開け閉めしている時間なんです。だからこそ、洗い方で差が出ます。
一番効くのは、お湯の温度
シャンプー選びより先に、まずこれを変えてほしいです。お湯の温度を、38度くらいのぬるめにする。
熱いお湯ほどキューティクルが開いて、色素が流れやすくなります。42度の熱めシャワーが好きな方、気持ちはすごくわかります。でもカラーにとっては、ちょっと過酷です。顔や体は熱めでも、髪を流すときだけぬるめに切り替える。それだけでも変わってきますよ。
シャンプーは「洗浄力おだやか」を選ぶ
市販のシャンプーには、洗浄力がかなり強いものがあります。皮脂を落とす力が強いということは、色素も一緒に連れて行きやすいということです。
カラーをしている方には、アミノ酸系などの洗浄力がおだやかなシャンプーをおすすめします。当店で扱っているミニマルシャンプーも、カラー後の髪を考えて選んでいるもののひとつです。何を選べばいいかわからない方は、来店時に聞いてください。髪質と色に合わせてお答えします。
洗い方もひとつだけ。ゴシゴシこすらず、泡で包んで頭皮を動かすイメージで。髪同士をこすり合わせると、それだけでふたが傷みます。
染めた当日は、できればシャンプーお休み
カラーの色素は、染めてから数日かけて髪の中で安定していきます。染めたての時期がいちばんデリケートなんです。
できれば当日はシャンプーをお休みして、お湯で流すだけかシャンプーなしで。難しければ、ぬるめのお湯でやさしく、が合言葉です。最初の一週間を丁寧に過ごすと、そのあとの色持ちが変わってきます。
濡れたまま・紫外線、この2つも色の敵
洗ったあとも、少しだけ気にかけてほしいことがあります。まず、濡れたまま放置しないこと。濡れている間はふたが開きっぱなしなので、色素が逃げやすい状態が続きます。お風呂から上がったら、早めに乾かしてあげてください。
それから、夏は紫外線です。日差しは色素を分解して、色を褪せさせます。外に出る前に洗い流さないトリートメントやオイルを毛先になじませておくと、ひと膜になって守ってくれます。帽子や日傘も、カラーにとっては頼もしい味方です。
あるお客様の話
「私の髪、色が入りにくい体質なのかな」とおっしゃるお客様がいました。染めても3週間くらいで明るく抜けてしまうそうです。
よく聞いてみると、熱いシャワーが大好きで、しかも洗浄力の強いシャンプーを使っていました。体質じゃなくて、環境でした。お湯をぬるめにして、シャンプーをおだやかなものに変えてもらっただけで、次の来店のとき「今回、色が残ってます!」と喜んでいらっしゃいました。染め方は何も変えていません。変わったのは、お風呂だけなんです。
最後に
色持ちのコツは、ぬるめのお湯・おだやかなシャンプー・早めに乾かす。この3つでほとんど決まります。お金のかかることは、ほぼありません。
せっかく気に入った色に染めたなら、その色と長く付き合ってほしい。毎日のお風呂が、その一番の味方になってくれますよ。
「自分の髪に合うシャンプーが知りたい」「色がすぐ抜けるのはなぜ?」という方は、LINEで気軽に聞いてください。髪の状態に合わせて、一緒に考えます。
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