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ヘアオイルはいつつける?
——使うタイミングと量のコツ

2026.07.01  |  Kazunori Kuwabara

「ヘアオイルって、結局いつつけるのが正解なんですか」。これ、お店でもLINEでも、本当によく聞かれます。先に言ってしまうと、乾かす前でも後でも、どっちでも大丈夫。ただ、つける時間で役割が変わるだけなんです。そこだけ知っておくと、ぐっと使いやすくなりますよ。

乾かす前か、後か。実はどっちもアリ

正解はひとつだけ、と思っている方が多いんです。でも、そんなことはなくて。乾かす前のオイルと、乾かした後のオイル。やっていることが違うだけで、どっちも正解です。

ざっくり言うと、乾かす前は「守るため」。乾かした後は「スタイリングのため」。僕は、目的に合わせて使い分けてもらいたいと思っています。

まずは乾かす前。これがいちばん効きます

もしどちらか一回だけ、と言われたら、僕は迷わず「乾かす前」をすすめます。

お風呂上がりの濡れた髪って、無防備な状態なんです。そこへドライヤーの熱がそのまま当たったり、髪の毛同士が擦れたりすると、髪のダメージにつながります。タオルドライした髪に、ヘアオイルをつける。それだけで、熱のあたり方や摩擦のダメージがやわらぎます。

量はロングの方で2〜4プッシュくらい。手のひらに広げて、毛先からなじませて、余ったぶんを中間に。根元にはつけません。根元までつけると、髪を洗ってないみたいな質感になってしまいます。

洗面所でヘアオイルを手のひらに広げて髪になじませている女性

乾かした後は、ツヤの足し算

乾かし終わった髪に付けるのは、スタイリングの役割。

朝、鏡を見て「なんかパサっとするな」というとき。毛先にちょっとだけ足してあげると、表面が落ち着いてツヤが出ます。量は、少なめで。米粒1〜2粒を手のひらに広げて、髪の表面をなでるくらいで十分です。

ここでよくあるのが、つけすぎ。乾いた髪はオイルを吸い込まないので、多いとそのまま表面に残って、逆に油っぽく見えちゃいます。「ちょっと少ないかな」くらいがちょうどいいです。

縮毛矯正した髪は、特に相性がいい

縮毛矯正をかけたあとの髪は、しばらく乾燥しやすい状態が続きます。

だからこそ、オイルでの保湿と相性が大切になってきます。とくに乾かす前のひと手間は、矯正した髪のアフターケアにつながります。施術のあと一週間くらいは、いつもよりちょっと意識して使ってもらえると安心ですよ。

ヘアオイルでツヤが出た健康的な髪の毛束のクローズアップ

つけすぎても、慌てなくていい

「ベタついちゃった」というとき。洗い直さなくて大丈夫です。

ティッシュかタオルで、ベタつくところを軽く押さえる。これで余分な油分だけ取れます。あとは次から、量を半分に。オイルは、足すのは簡単だけど引くのが大変なんです。少なめからスタートするのが、結局いちばん失敗しません。

あるお客様の話

前に、「オイルをつけるとベタベタになるから、もう使うのやめました」という方がいました。

よく聞いてみたら、乾かす前にたっぷり、乾かした後にもまた同じだけつけていたそうで。それはベタつくよなあ、と。量を半分にして、根元を避けて毛先だけ。そうお伝えしたら、次に来たとき「こんなに変わるんですね、つける場所の問題だったんだ」と笑っていらっしゃいました。

オイルが悪いわけじゃなくて、量と場所。これ、本当に多いんです。

サロンで美容師がお客様にヘアオイルのボトルを見せながら説明している様子

最後に

ヘアオイルは、乾かす前と後、どっちでもいい。守りたいなら前、ツヤを出したいなら後。そして、思っているより少なめに、毛先中心に。

つけすぎても、拭けば戻ります。何回か試して、自分の髪にちょうどいい量を見つけてみてください。たぶん、想像している半分くらいでちょうどいいはずですよ。

オイル選びや量で迷ったら、LINEで聞いてください。今の髪を見て、その方に合うものを一緒に探します。

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桑原 和誠
桑原 和誠|Hair & Spa Fermata オーナー

美容師歴22年。縮毛矯正・髪質改善を専門に、船橋市宮本にてプライベートサロンを営む。「目の前のお客様に全力を」をモットーに、完全マンツーマンで施術を行っている。

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