梅雨のあいだ、朝せっかく整えても、家を出るころには髪が広がってうねっている——そんな日が続いていませんか。じめじめした季節は、どんな髪質の方にとっても手強い時期です。でも、梅雨が明けるこの時期は、髪をいったんリセットするのにちょうどいいタイミングですよ。今日は、夏に向けて今やっておきたいことをお話しします。
梅雨明けは、髪を整え直す好機です
先に結論からお伝えします。梅雨が明けるこの時期は、髪のメンテナンスを見直すのにとてもいいタイミングです。
梅雨の湿気でうねりや広がりに悩まされていた方ほど、ここで一度ケアを整えておくと、夏のあいだがぐっと楽になります。湿気との戦いがひと段落するこのタイミングで、髪の土台をリセットしておくイメージです。
なぜ、梅雨は髪が広がるのか
そもそも、なぜ梅雨だと髪がまとまらないのか。理由はシンプルで、空気中の水分を髪が吸ってしまうからです。
髪の内部には、もともと水分を抱える性質があります。乾いたスポンジが水を吸うと膨らむように、傷んだ髪やくせ毛は湿気を吸って膨らみ、うねりや広がりとして出てきます。とくに表面が傷んでいる髪ほど水分を吸いやすく、湿気に左右されやすくなります。
つまり、梅雨に広がりやすい髪は、それだけ表面が乾きやすく傷みやすい状態とも言えます。だからこそ、梅雨が明けたあとのケアが効いてきます。ただ、その前に気をつけたいことがあります。
まず、今の髪の状態を見てあげてください
梅雨が明けると、つい「さあ夏だ」と次のことに気持ちが向きがちです。でも、その前に一度、今の髪の状態を見てあげてほしいです。
梅雨のあいだ、髪は湿気を吸ったり乾いたりを繰り返して、思っているより疲れています。毛先がパサついていたり、手触りがざらついていたりしたら、それは表面が傷んでいるサインのことがあります。
そういうときは、新しいことを足すより、まずトリートメントや髪質改善で表面を整えてあげるのが先です。土台が乱れたまま縮毛矯正やカラーを重ねても、仕上がりが安定しにくいからです。
縮毛矯正をかけるなら、タイミングが大事です
「梅雨で広がって大変だったから、縮毛矯正をかけたい」というお客様は、この時期とても多いです。気持ちはすごくわかります。
縮毛矯正は、湿気でうねる髪をまっすぐ落ち着かせてくれるので、夏のあいだの扱いやすさは段違いになります。汗をかいてもまとまりが続くので、夏こそ縮毛矯正の効果を感じてもらいやすい季節です。
ただ、髪が傷んでいると感じている方は、その状態によって、矯正の薬剤の強さや、先にケアを挟むかどうかが変わります。針金をやわらかくして形を変えるような施術なので、土台が弱っていると負担が大きくなる場合があります。今の髪の状態を見てから、無理のないやり方を一緒に決めましょう。
夏の紫外線に、今のうちから備える
梅雨が明けると、今度は紫外線の季節です。お肌に日焼け止めを塗るように、髪も実は紫外線の影響を受けます。
紫外線を浴び続けると、髪の表面が乾いて、カラーの色も抜けやすくなることがあります。難しいことをしなくて大丈夫です。お出かけ前に洗い流さないトリートメントを毛先になじませておくと、それだけでも髪を守るひと膜になってくれます。
帽子や日傘も、髪にとってはうれしい味方です。梅雨が明けたこのタイミングで、夏のケアに少しずつ切り替えていくと、秋に「思ったより傷まなかったな」と感じてもらえます。
あるお客様のお話
毎年、梅雨になると広がりに悩んでいたお客様がいらっしゃいます。「この時期だけは、髪をひとつに結ぶしかなくて」とおっしゃっていました。
その方には、梅雨明けのタイミングで一度トリートメントで表面を整えてから、酸性の縮毛矯正をかけさせてもらいました。3ヶ月ほど経ったあと、「今年の夏は、髪をおろして過ごせました」と笑っていらっしゃって、僕もうれしかったです。
髪質や傷み具合は人それぞれなので、同じやり方が全員に合うわけではありません。でも、季節の変わり目に一度整えておくと、そのあとがぐっと楽になる方は多いです。
まとめ——季節の変わり目に、ひと整え
今日のお話を、もう一度おさらいします。梅雨明けは、湿気で疲れた髪をリセットするいいタイミングです。新しいことを足す前に、まず今の髪の状態を見て、必要ならトリートメントや髪質改善で土台を整える。縮毛矯正をかけるなら、髪の状態に合わせて無理のないやり方で。そして夏の紫外線に、今のうちから少しずつ備えていく。
どれも、特別に難しいことではありません。季節の変わり目にひと手間かけておくだけで、夏のあいだの髪の扱いやすさが変わってきます。
「自分の髪は今どんな状態なんだろう」「夏に向けて何をすればいい?」と気になる方は、LINEで写真を送ってみてください。今の髪の状態に合わせた選択肢を、一緒に考えます。
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