黒染めと縮毛矯正、両方やりたいけど大丈夫?——大丈夫です。ただ、黒染めの種類によって話が変わってくるので、今日はそこを説明しますね。
まず結論からお伝えします
黒染めをした髪にも、縮毛矯正はかけられます。ただし、髪の状態によってはムラになったり、思った以上にダメージが出ることがあります。
「黒染めしたばかりだけど、ついでに矯正もかけたい」という方は、少し立ち止まって考えたいところ。
なぜ黒染めが縮毛矯正に影響するのか
黒染めって、じつは普通のヘアカラーよりも色素を濃く入れる施術なんです。
髪の中に染料がたっぷり入り込むから、色落ちしにくい。それ自体はいいことなんですが、縮毛矯正の薬剤を塗ったとき、その染料がじゃまをすることがあります。ペンキを厚く重ね塗りした壁に、新しい塗料がうまく乗らないようなイメージです。
結果として、まっすぐになりにくい部分が出たり、伸び方にムラが出ることがあるんです。しかも黒染めも縮毛矯正も、どちらも髪に負担をかける施術です。重ねると、思っていたより傷んでしまうこともあります。
市販の黒染めは、とくに注意したいです
気をつけたいのが、ドラッグストアなどで買える市販の黒染め。
誰が使ってもしっかり染まるように、かなり強めに作られています。色素も濃く残りやすくて、僕から見ても「髪の中で何が起きているかわかりにくい」状態になりがちです。
この履歴がわからないまま縮毛矯正をかけると、薬剤の選び方を間違えることがあります。だから黒染めをしたことがある方は、その情報を担当の美容師さんに伝えてほしいんです。
失敗を防ぐための対策
黒染めしてから少し期間を空けて、髪が落ち着いてからのほうがダメージのリスクが減ります。
薬剤もできるだけ髪にやさしいものを選びます。ダメージを抑えた酸性タイプの矯正など、髪の状態に合った方法を考えていきます。
施術前後のトリートメントや、おうちでの低刺激なシャンプー選びも、いつも以上に大事になります。一度ひびが入ったガラスに衝撃を加えるようなリスクを、できるだけ小さくしながら進めるイメージです。
あるお客様とのやりとり
以前、「市販の黒染めをしたら真っ黒になりすぎて、矯正のついでに何とかなりませんか」とご相談をいただいたことがあります。
髪を見せていただくと、染料がかなり濃く残っていて、そのままかけるとムラやダメージが出そうな状態でした。「今日は無理にかけず、少し時間を置きましょう」と正直にお伝えしました。
1ヶ月ほど空けてから、弱めの薬剤で丁寧にかけたところ、きれいにまっすぐ伸びてくれました。「待ってよかったです」と笑顔で言っていただけて、僕もほっとしました。
大事なのは、履歴を正直に伝えることです
黒染め後の縮毛矯正でいちばん大切なのは、どんな黒染めをしたかを分かる範囲で伝えることです。過去にどんな染め方をしたか、自分で染めたのかを、担当の美容師さんに正直に話してください。
「いつ頃、何で黒染めしたか」がわかるだけで、薬剤の選び方をぐっと安全な方向に調整できます。市販で染めた場合も、隠さず話していただけると助かります。
気になる方は、LINEで今の髪の写真を送ってみてください。黒染めの状態に合わせて、今かけても大丈夫か、少し待ったほうがいいかを一緒に考えます。
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