「縮毛矯正をかけながら、毛先にパーマもかけられないですか?」——カウンセリングで、かなりの頻度でいただく質問です。「前髪はまっすぐに、でも毛先は動きが欲しい」という気持ち、すごくわかります。今日は、できないケースとできるケースを、正直にお話しますね。
そもそも縮毛矯正とパーマって、何が違う?
まず知っておいてほしいのが、縮毛矯正とパーマは「ほぼ同じ薬剤」を使っているということです。
どちらも、髪の内部にある「形を決めている結合」をいちど薬剤で切って、新しい形に整えてから、またつなぎ直す。流れはまったく同じなんです。
イメージとしては、針金を手で曲げるのに似てます。まず針金をやわらかくして(薬剤で結合を切る)、形を整えて(アイロンやロッド)、また固める(結合をつなぎ直す)。縮毛矯正はその形が「まっすぐ」、パーマは「カール」というだけで、やっていることは同じなんです。
全体に両方かけると、なぜダメなのか
「だったら同時にかければ両方できるんじゃ?」と思いますよね。これが実はうまくいかないんです。
同じ薬剤を使いながら「まっすぐにしたい」と「カールにしたい」を同時にやると、髪の中で指示が混ざり合ってしまいます。どちらの形もきれいに出ず、中途半端な仕上がりになることがあります。
さらに問題なのがダメージです。縮毛矯正もパーマも、1回の施術で髪にはかなりの負担がかかります。それを同じ日に全体へ2種類かけると、ダメージはほぼ2倍。枝毛や切れ毛、最悪の場合は髪がチリチリになってしまうリスクがあります。
だから「全体に縮毛矯正+全体にパーマ」は、同時には難しいんです。
ただし、部位を分ければ同時施術は可能です
「全体に両方は無理」でも、「部位を分ける」なら話は変わってきます。
たとえばこういう組み合わせは可能です。前髪だけに縮毛矯正をかけて、他の部分の毛先にパーマをかける。または前髪だけ縮毛矯正をかけて、全体にパーマをかける。
施術時間はおよそ3時間。1日で仕上がります。
ただ、これは薬剤の塗り分けや境目の処理がとても繊細な施術です。縮毛矯正とパーマ両方の経験が豊富な美容師でないと、難しいのが正直なところです。
カウンセリングで必ず確認してほしいこと
部位を分けた施術を検討するとき、特に大事なのが「過去に何をかけたか」です。
すでに毛先に縮毛矯正をかけている場合、その部分がパーマ液に耐えられるかどうかが最大のポイントになります。
縮毛矯正をかけた毛先は、一度大きなダメージを受けている状態です。そこにさらにパーマ液をのせると、枝毛になることがあります。最悪のケースでは、髪が溶けたような状態になってしまうこともあります。
だから「以前どんな施術をしたか」「今の髪の状態はどうか」をきちんと共有した上で、担当の美容師としっかり話し合うことが、一番大事なんです。
「全体はまっすぐ、でも毛先に動きが欲しい」という方へ
実は、パーマをかけなくても毛先に丸みを出す方法があります。
縮毛矯正をかける際に、毛先のアイロンの当て方を調整して、自然な丸みを残す施術です。
以前、同じようなご要望のお客様にこの方法をご提案したところ、「毎朝のスタイリングがすごくラクになりました」と喜んでいただけました。「完全にまっすぐ」ではなく「ふんわり感を残したストレート」という選択肢もあるんです。
迷ったらLINEで相談してください
「私の髪でもできる?」「過去に矯正をかけているけど大丈夫?」そういった疑問は、写真を見ながら話した方がずっと正確にお答えできます。
LINEで写真を送っていただければ、今の髪の状態に合わせた選択肢を一緒に考えます。気軽にご連絡ください。