「毎朝アイロンで伸ばすのと、縮毛矯正をかけるのと、結局どっちが髪に優しいんですか?」——この質問カウンセリングでよく聞かれます。なんとなく「アイロンの方が薬を使わないし安全そう」と思っている方もいれば、「縮毛矯正の方が結果的にラクで髪も傷まない気がする」と感じている方もいらっしゃると思います。今日は、22年現場でやってきた僕の視点でお話しますね。
そもそも仕組みが違います
まず大事なポイントですが、アイロンと縮毛矯正って、「髪に何をしているか」が全然違うんです。
アイロンは、熱のチカラだけで一時的に髪のクセを伸ばします。シャンプーをすればまた元のクセに戻りますよね。
縮毛矯正は、薬剤で髪の中の結合をいちど切って、アイロンで形を整えてから、もう一度結合をつなぎ直して髪の毛そのものをまっすぐにしています。だからシャンプーしても元のクセには戻らないんです。
どっちのほうがダメージが大きい?
これ、よくある誤解なんですが——「縮毛矯正は薬を使うから、毎日アイロンより髪に悪い」とは、言い切れないんです。
確かに、一回の施術で受けるダメージは縮毛矯正のほうが大きいかもしれません。薬剤を使いますからなんとなくそう思いますよね。
でも、毎朝アイロンを使い続けている方の髪を見せて頂くと、毛先が固くなっていたり、表面が白っぽくなっていることがあります。これは、熱のダメージが少しずつ蓄積された結果なんです。
アイロンの温度は180度〜200度くらい。卵が一瞬で焼ける温度ですよね。それを毎日、何年も続けていれば、髪が傷まないわけはないです。
「アイロンの方が安全」と思っていた方の話
以前、「縮毛矯正は怖いから、ずっとアイロンで頑張ってきました」という40代の方がいらっしゃいました。10年以上、毎朝30分かけてアイロンをあてていたそうです。
髪を触らせて頂いたら、毛先の方がかなり傷んでいて、ご本人もそれを自覚されていました。「最近、アイロンしても髪がまとまらなくなってきた気がする」とおっしゃっていました。
その方には、髪質改善トリートメントを併用した、ダメージの少ない縮毛矯正をご提案。施術後、「アイロンしなくていいなんて夢みたい」と仰って頂き、朝の時間が30分から10分に短縮されたそうです。※結果に個人差はあります
その後はホームケアも丁寧にされて、毛先のダメージも少しずつ落ち着いてきました。「もっと早くやればよかった」というのが、その方の率直な感想でした。
こんな方はアイロンの方が向いています
とはいえ、誰もが縮毛矯正の方がいい、というわけではありません。
クセがそんなに強くなくて、たまにイベントの時だけストレートにしたい方。週に1〜2回くらいしかアイロンを使わない方。こういう方は、無理に縮毛矯正をかける必要はないと思います。
逆に、毎朝アイロンを当てるのが当たり前になっていて、それが10年単位で続いている方は、縮毛矯正を一度検討してみる価値があると思います。
アイロンを使う方への具体的なアドバイス
毎朝アイロンを使う方に、少しでも髪を守って頂くために——いくつかお伝えしておきたいことがあります。
まず、必ず髪をしっかり乾かしてからアイロンを当ててください。濡れた髪にアイロンを当てると、内部の水分が一気に蒸発してダメージが何倍にもなります。
温度は130〜150度くらいで十分です。180度近くまで上げないと伸びない場合は、髪が傷み始めているサインかも知れません。
そして、アイロンの前にヘアオイルを少量つけて頂くと、熱から少しだけ守ることができます。完全にはダメージを防げないですが、何もつけないよりかはマシです。
ただし、ヘアオイルの種類には気をつけて下さい。アイロンを使っても良いヘアオイルじゃないと、アイロンの熱で逆に髪が傷んでしまいます。
結局、どっちを選べばいいのか
僕の本音をお伝えすると——「毎日アイロンを使っているなら、縮毛矯正を一度かけたほうが、長期的には髪を守れる」と思っています。
もちろん、人によってクセの強さも、髪のダメージ状態も違います。だから、「一度カウンセリングで相談してから決めましょう」というのが、いつもお伝えしていることです。
毎朝のアイロンに疲れていませんか?もし「もうアイロンしなくていい朝」に憧れがあれば、これを読まれたあなた、気軽にLINEで相談してみてくださいね。写真を送って頂ければ、より具体的にお話できると思います。
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