こんにちは、Hair & Spa Fermataの桑原です。
「他のサロンで縮毛矯正をかけたけど、思った仕上がりにならなかった」
「クセはとれたけど、髪が傷んでパサパサになった」
こういうお声、僕のところに駆け込んでくださるお客様からよく聞きます。
22年やってきて、うまくいきにくいパターンには共通点があるんです。今日はそのお話をします。
うまくいきにくい人、3つの共通点
縮毛矯正がうまくいかなかったお客様を見てきて、僕が「これは難しいな」と感じるのは、だいたいこの3つのいずれかに当てはまる方です。
1. 髪にブリーチ歴がある
過去にブリーチをしたことがある髪は、内部のタンパク質や結合がすでにダメージを受けています。そこに縮毛矯正の薬剤を入れると、さらに負担がかかって、髪が切れたり溶けたようになってしまうことがあります。
「もう何年も前のブリーチだから大丈夫」と思っていても、ブリーチした部分の髪が残っていれば影響は出ます。フェルマータでは、最初のカウンセリングで必ず履歴を伺うようにしているのは、このためです。
2. 髪が細くて柔らかい
これが実は一番多いパターンです。髪が細くて柔らかい方は、縮毛矯正が効きづらいんです。理由を一言で言うと、髪に体力がないと、矯正の薬剤に耐えられないからです。
縮毛矯正は、髪の中の結合を一度切って、まっすぐに整えて、また結合し直すという施術です。体力のない髪だと、この切る・整える・結合し直すという過程で耐えきれず、ぐにゃっと曲がったり、しっかりかからなかったりします。
細くて柔らかい髪の方の場合、薬剤の選び方や塗布の仕方、時間の見極めをかなり繊細に調整します。経験のある美容師に任せた方がいい施術の代表格です。
3. SNSの「乾かすだけツヤツヤ」を期待する
これは技術の話ではなく、期待値の話です。SNSやYouTubeで「縮毛矯正したら毎朝乾かすだけでツヤサラ」みたいな映像をよく見かけますよね。あれを見て、自分も同じ仕上がりになると思って施術に来られる方がいます。
もちろん施術直後はそれに近い状態になりますが、その仕上がりが何ヶ月も続くわけではありません。日々のホームケア、髪の元のクセ、ライフスタイルによって、見え方は変わっていきます。
「縮毛矯正は魔法じゃない」とは言いたくないけど、SNSの映像が全てではない、というのは知っておいてほしいです。期待値が高すぎると、それなりに良い仕上がりでも「思ったほどじゃなかった」と感じてしまうので。
結論:髪の体力さえあれば、矯正はうまくいきやすい
3つ挙げましたが、一番大きいのは「髪の体力」です。22年見てきて、髪の体力がある方は、縮毛矯正がきれいに決まりやすいです。
逆に、ブリーチで傷んでいたり、日々のダメージで髪がスカスカになっている方は、どんなに腕のいい美容師でも限界があります。だからこそ、日々のケアが大事になってきます。
髪の体力を保つために、できる5つの習慣
「じゃあ何をしたらいいの?」と思いますよね。今日からできる、シンプルな5つの習慣をまとめます。
- シャンプーの時にゴシゴシ強くこすらない
- 髪を濡れたまま寝ない(必ず乾かしてから)
- アイロンの温度は130〜150℃を目安に
- シャンプーとトリートメントは良いものを選ぶ
- 明確な理由がないかぎりブリーチは避ける
どれも当たり前のように見えるかもしれませんが、この5つを守れているかどうかで、5年後の髪が大きく変わります。「髪を大事に扱う」という意識を毎日少しずつ積み重ねるだけで、縮毛矯正の仕上がりも変わってくるんです。
不安な方は、まずカウンセリングだけでも
「自分の髪は縮毛矯正かけて大丈夫かな」と不安な方は、施術前にカウンセリングだけでも大丈夫です。フェルマータでは、髪を見せていただいて、状態と履歴をお聞きして、本当に縮毛矯正が必要か、別の選択肢があるかも含めてお話ししています。
無理におすすめすることはありません。22年やってきて、「今は縮毛矯正をかけない方がいいですよ」とお伝えすることも普通にあります。お客様の髪を長い目で見て、一緒にベストな選択を考えていきたいと思っています。
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