「出産後、縮毛矯正はいつからかけていいんですか?」——産後にご来店されるお客様から、よく聞かれる質問です。体のこと、授乳のこと、髪のこと、同時に考えなければいけないことが多い時期だからこそ、ちゃんと答えたいと思っています。22年の経験と、たくさんのお客様から教わったことを、この記事に書きました。
産後に「髪が変わった」と感じる理由
妊娠中・産後に「髪が変わった」と感じる方は、実はとても多いです。くせが強くなった、細くなった、抜け毛が増えた——そういう変化を経験した方は少なくないはずです。
これは、ホルモンバランスの変化が大きく影響しています。妊娠中は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増え、髪のサイクルが通常より長くなります。つまり、抜けるはずだった毛が抜けずに残っている状態です。そして出産後、ホルモン量が急激に低下すると、溜まっていた毛が一気に抜け落ちやすくなります。これが「産後の抜け毛」です。
くせ毛の変化については、ホルモンの影響で髪の毛穴の形が変わったり、頭皮の皮脂バランスが変化することが関係していると考えられています。妊娠前は直毛だったのに産後にくせが出てきた、あるいは逆に、くせが落ち着いたという方もいます。体の変化は人によって本当に様々なんです。
縮毛矯正をかける目安——産後3〜6ヶ月以降が多い
産後すぐに縮毛矯正をかけることは、いくつかの理由からお勧めしていません。
まず、体力的な問題です。縮毛矯正は、施術時間が3〜4時間かかることが一般的です。産後間もない時期は体力も消耗しており、美容室で長時間過ごすことが体への負担になることがあります。
次に、ホルモンバランスの安定です。産後しばらくの間は、ホルモンの変動が続いています。この時期は髪の状態も日々変わりやすく、今の状態でかけても、落ち着いてからかけても変わってくることがあります。一般的に、産後3〜6ヶ月以降にホルモンバランスが徐々に落ち着いてくると言われています。
フェルマータに産後いらっしゃるお客様の多くは、産後3ヶ月〜半年くらいの方が多い印象です。「赤ちゃんを誰かに預けられるようになったタイミングで来ました」という方が多いです。
縮毛矯正をかける目安(一般的な考え方)
・産後3ヶ月以上が経過している
・美容室で3〜4時間過ごせる体力がある
・授乳のタイミングに余裕がある(授乳中の方は特に相談を)
※あくまで目安です。体の状態には個人差があるため、心配な場合はかかりつけの医師にご相談ください。
BEFORE
AFTER
※効果には個人差があります
授乳中に縮毛矯正をかけることについて
「授乳中でも縮毛矯正はかけられますか?」という質問も、よくいただきます。
まず知っておいてほしいのが、縮毛矯正の薬剤は頭皮に直接塗布するものではないということです。根元から少し離して塗布するため、皮膚に薬剤が触れること自体がほとんどありません。カラーリングなどと違い、この点は安心していただける部分です。
ただ、「完全に問題なし」と言い切れるほどのデータが揃っているわけでもないため、心配な方は産婦人科の先生に一度相談してみてください。「担当医に聞いてみたら大丈夫と言われました」という方も多いですし、「断乳してから来ようと思って」という方もいます。どちらのご判断も、尊重しています。
産後のお客様から教わったこと
22年の中で、産後にご来店されたお客様は何十人もいました。みなさんに共通しているのは、「久しぶりに自分の時間を持てた」という感覚を持ってらっしゃることです。
ある方が「育児で毎日バタバタしていて、朝に鏡を見る余裕もなかったんです。でも縮毛矯正をかけてもらってから、鏡を見るのが楽しくなりました」と話してくれたことがあります。技術的な話とはちょっと違う話ですが、これが一番印象に残っています。
産後の髪の変化に悩んでいる方は、遠慮なく相談してください。今の髪の状態、ご希望、授乳中かどうか、産後どれくらいかといったことを教えていただければ、その方に合ったタイミングと方法を一緒に考えます。
まずはLINEで気軽に相談を
「自分の場合はどうなんだろう?」と迷っている方は、ぜひLINEで写真とお悩みを送ってみてください。予約前の相談だけでも、もちろん大丈夫です。一人ひとりの状態に合わせてお答えします。
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